<< 芸術的才能を発掘、そして育てる教育(アメリカ合衆国) | main | サモアンファッションはとってもカジュアル >>
グアテマラは民族衣装の宝庫
0
    「世界の民族衣装」
    文・写真:白石光代


     中米に位置するグアテマラには、日本の1/3ほどの国土に、日本の人口の約1/10の人が住んでいる。半数以上がマヤ文明を築いたマヤの人々の子孫。1500年以上たった現在も、当時と同じようにトウモロコシを植え主食とし、同じ方法で織った織物を仕立てて民族衣装としている。

    織物をするおばあちゃん

     グアテマラを訪れた人がまず目をうばわれるのは、真っ青な空と色鮮やかな民族衣装。グアテマラには150種類を越える民族衣装があるといわれている。それぞれの村で模様、スタイルがことなるため、グアテマラのどこにいても「彼女はソロラの人」「あの人はシェラから来たんだ」など住んでいる場所が分るのだ。

    グアテマラは民族衣装の宝庫

     女性の民族衣装は上着であるウイピルと巻きスカートのようなコルテに分けられる。コルテは男性が足踏み式の機織機で織る。ウイピルは女性が昔ながらの後帯機織りで織る。織物は母から娘へと引き継がれ続けている大切な伝統文化。グアテマラ高地では、おばあちゃん、お母さん、そして娘たちが、一緒に庭先で織物をする姿を見かけることができる。

     その村に生まれ、そこに伝わる民族衣装をまとい、そこで生き、そこで死ぬ。そして最後まで自分の村の民族衣装をまとい続ける。民族衣装は彼らの誇りであり、自分自身、コミュニティーの象徴でもあるのだ。どの村に行っても民族衣装の美しさにため息が出てしまう。

    グアテマラは民族衣装の宝庫


     グアテマラも世界の国々と同様、近代化の波におされ少しずつ民族衣装がすたれてきている。けれどグアテマラがグアテマラであるために、この虹色の民族衣装は存在していなくてはならないものだと思う。大切に大切に守り続けて欲しいと願わずにはいられない。

    おばあちゃんの服かわいいい柄

     私もソロラのおばあちゃんに織物を習っている。なかなか上達しないのだけれど、いつかは民族衣装を織りたい。

    ≪白石光代(しらいしみつよ)/プロフィール≫
    中米の国グアテマラで、観光ガイドとして暮らす毎日。「僕たちよりグアテマラを知ってるね」と言うグアテマラの友人たち。「よかった。また来たいわ」最後空港でのお客様の言葉は、グアテマラが褒められているようで、私まで嬉しくなるのです。ホームページブログ
    カテゴリ:『世界の民族衣装』 | 00:08 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    コメント
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    http://world.chikyumaru.net/trackback/510553
    トラックバック